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食べないという生き方

CATEGORY : SPIRITUAL DATE : 2013/12/14

もし、人がものを食べずに生きていけたら、世界はどのようになるでしょうか。
食料問題だけではなく、社会構造から人類の精神性まで、今とは全く違った世界になるのではないかと期待してしまいます。
食べないで生きることを選んだ人や、不食に関する研究をまとめてみました。

まずは最近見た映画を紹介します。

●ドキュメンタリー映画「不食の時代 ~愛と慈悲の少食~」

http://tetsushiratori.razor.jp/photography_course.html

監督 白鳥哲http://tetsushiratori.razor.jp/index.html

不食の時代予告編

映画の主人公である、森美智代さんは1万人に1人と言われている小脳脊髄変性症(小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞が徐々に破壊、消失していく病気)という病気にかかり、苦しんでいましたが、断食・少食・生菜食を実践する甲田療法で病気を克服しました。
甲田療法は医学博士である甲田光雄氏によって考案されました。玄米・生菜食を行い、大量の宿便が排泄することであらゆる病気は改善し、健康体になるというものです。
(花粉症、アトピー性皮膚炎、子宮筋腫、椎間板ヘルニアなどの食生活と関係なさそうな病気から、各種のガン、脊髄小脳変性症、全身性エリテマトーデス、慢性疲労症候群、肝硬変などの難病を根治させた例もあるようです。 )
さらに、森さんは1日に青汁1杯(60kcal)の生活を現在まで17年間続けていらっしゃいます。
元理化学研究所の辨野 義己(べんの よしみ) 博士が森さんの腸内細菌を調べたところ、クロストリジウム・ユーバクテリウム等のアンモニア利用細菌が数多く発見されました。捨てるはずのものをとことんリサイクルする細菌が腸内で働いているということです。
こうしたアンモニア利用細菌は牛などの草食動物だけでなく、パプアニューギニアの人々に数多く見られます。生菜食を実行している人は腸内でリサイクルが行われているのです。

★ちなみにパプアニューギニアの人々は主食はタンパク質の含有量が少ないサゴヤシデンプン・タロイモ・ヤムイモ・バナナ等で肉・魚はほとんど摂りません。しかし筋骨たくましい見事な肉体美をしています。

パプアニューギニアの人々

アンモニア細菌の他に、植物は「窒素固定菌」というものによって空気中の窒素から植物性タンパク質を作り出していますが、それと同じような働きをする腸内細菌も存在しています。
彼らは、「窒素固定菌」と「アンモニア利用細菌」によるタンパク質合成で、肉を食べずに筋肉質な肉体を作り出しているようです。

また、断食は栄養補給を絶つことで人体の中の病原菌や病床細胞を衰弱させるとともに、免疫を高め治癒改善に向かわせるといわれています。
飢餓状態を作ることによって使われていない遺伝子をオンにすることが、現代科学でもわかってきています。

ロシアでは断食を医療として位置付け、断食療法を行っている病院も複数あります。

動画 絶食療法の科学

世界の不食人

世界にはほとんど食べずに生活している方が沢山いるので何人か紹介します。

Breatharian Kirby de Lanerolle

Breatharian Kirby de Lanerolle

スリランカ人男性 Breatharian Kirby de Lanerolle さんは、食事をとらず、空気だけで生きる「ブリザリアン」となることを目指す人物です。必要な栄養は、風と光、そして”神の振動”から得ていると主張しています。
瞑想により、体の中のエネルギーセンターを開くことができるといいます。Lanerolle さんは、まったく何も食べていないというわけではなく、過去10か月間で7回食事をとっています。一回の食事での摂取カロリーは、500kcal 以下だそうです。

秋山佳胤弁護士

浅川吉富さんのブログより紹介内容を一部転記します。

秋山佳胤弁護士

秋山先生は食事らしい食事を全く摂らずに 、9年間にわたって弁護士として活躍されているという。

お聞きするところでは、先生は完全不食を実行してから既に9年、真冬でもコートを着用することなくワイシャツ姿で走り回り、風邪一つ引いたことのない健康体でおられるとのことで ある。また、食事を取らなくなってから、消化のためにエネルギーを使わなくなった分、睡眠も最小限度、肉体を休める為に横になる程度で良くなったそうである。

水も取らない完全不食、ただ、不食にこだわるわけではなく、子供さんの誕生日などには、軽い食事を摂られることもあるようである。

「サンゲージング」太陽を食べる男

「サンゲージング」太陽を食べる男

「サンゲージング」太陽を食べる男として一躍有名になったインド人男性ヒラ・ラタン・マネク氏は1995年以来断食を続け、インド医療協会(IMA)の21人の医師らによる24時間監視体制の下で最大411日間の断食実験に成功 しました。また、NASAの科学者らの前でも130日間の断食に成功しています。彼はの主食は毎朝必ず太陽をまばたきせずに一時間ほど凝視すること。たまにコーヒーやお茶等の水分を取る程度だといいます。(マネク氏の松果体は通常の人より2倍の大きさがあるようです。松果体はメラトニンを分泌します。メラトニンを沢山分泌すると、身体が睡眠時と似た状態になり、最小限のエネルギー代謝に抑えることが出来る)

ただ、マネク氏は2008年にレストランで食事をしているところを写真に取られ、1995年以来断食し続けていたということは嘘であることが発覚してしまいました。しかし厳重な監視下の中で長期の断食を成功させていることは事実です。

長南年恵

長南年恵

長南年恵は明治時代の有名な霊能力者で、1863年12月6日(文久3年10月26日)山形庄内藩で生れました。元来少食でしたが、20歳の頃より20年以上飲まず食わずで生きていました。いわれなき詐欺の嫌疑をかけられた彼女を逮捕した警察の記録にもある客観的事実です。彼女は不食にもかかわらず、体力も衰えず、いつまでも20歳前後の若々しい娘に見えたそうです。

不食の話からそれますが、彼女は様々な不思議な能力を持っていたようです。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。超常現象の謎解き

この他にも不食を長期間続けている方は世界中にいます。

食べる事。それは私達にとっては楽しみであり、健康維持を伴う大切な生命活動です。食べる事=生きる事であり、食べない事は死に直結します。
人類は昔から、食べる為に働き、争ってきました。働く理由や戦争をする理由の多くは食糧確保の為だったと思います。現代社会では、多くの人々が、食べられなくなる事への恐れや不安から、必死に働き、将来の為に貯蓄するという構図が出来ています。
もし、この恐れや不安から解放されたらどうなるでしょうか。
きっと、より他人や社会の為、自分の為に創造性溢れる働き方に変化していくでしょう。
また、IMF等を利用し食・国家の侵略を行っている様々な利権構造も存続出来なくなるでしょう。
夢物語のような話になってしまいましたが、「不食」は平和な世界を作って行く1つの方法になり得るのではないでしょうか。
まだまだ食べ物への執着を強く持っている私ですが、楽しみながら不食へのチャレンジをしていきたいと思います。

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