転載元より抜粋 > Terra つくば
テラサイエンスとは
テラサイエンスはいまから約40年前に農業、畜産、上下排水処理、食品加工、医療健康分野をとおして活動しました。ちょうどこの時期前後から大気、河川、土壌などの公害が深刻化してまいった時期です。公害の中でも、子孫代々後々まで生命には致命的影響を与えてしまう化学物質が、各分野で多量に使用されている現状もありました。そのような環境悪化を憂いて、生命環境への影響を根本的なところから改善することを目的に、各分野で実践し、研究してまいりましたのがテラサイエンスという生命環境改善の基礎科学です。
テラサイエンスは環境改善を根本的なところから処理してゆく基礎科学であり、そのために各現場で実施していることははなはだ地味であり、改善処理現場のほとんどが裏方ということで、今まで一般には知られずに来ています。ですがすでにテラサイエンスとして開発されてから40年ほどが経過し、各分野では縁の下の力持ち的実績をあげてまいっております。
テラサイエンスは、生命環境健全性を阻害する因子を根本的に改善するという実績をもっていながら、あまりにも裏方で地味すぎて目立たなさすぎです。これでは、現在騒がれている地球温暖化や産業の大規模な開発に伴う環境悪化はますます深刻な一途を辿るだろうと憂いているのに、地球温暖化阻止、環境悪化改善技術が知られないから、活用されずに結局は何らの貢献も出来ない、というのは残念であるとの思いから今あえて表舞台に立つという宣言をすることになりました次第です。
生命環境とは
環境悪化とか公害発生の場などといいますと、その原因は複雑で物言いが難しくなります。それを簡単に核心にしぼってもうせば、「イヤシロチ」、「ケカレチ」という二つの環境の状態に分けて考えてみると理解しやすいとおもいます。
「イヤシロチ」は癒しの地ともいわれ、植物や動物などの活動が溌剌としている場所をいいます。その反対が「ケカレチ」で漢字で書くと気(ケ)という生命力の勢いが弱い、働かない、「気枯れ地」となります。
地球上には森林地帯もあれば砂漠もあるように、イノチの活動が活発な環境と、不活発で生命活動に適さない環境があります。なんらの特別なことをしなくても植物がよく育ち、動物も住人も共に長寿で元気に生活している。そのような生命活動に適した場のことを「イヤシロチ」という形容のされかたもあります。
かって哲学・物理学者の楢崎皐月博士という方が生命活動と場の関係を研究をされ『相似象』という本にされました。残念なことに楢崎博士は研究半ばに死去されたため、生命活性の場の研究は未完でおわっています。ですが『相似象』そのものは、お弟子さんが受け継いで現在でも数年に一度ほど本として出版されています。
環境を構成している生命や物質の調和しだいで生命活動が活発になったり、不活発になる。病的な環境を造りだしている因子が複数絡み出すと植物も動物も人も病む、という環境を構成する要因の関係は、誰でも当たり前におもうでしょうけれど、じつは意外なほど忘れられ、知られていないという事実があるのです。
テラサイエンスという生命環境改善科学は、環境を健全化、調和された「イヤシロチ」を創造するためのツールとノウハウをたくさん持っております。環境が改善されて健全なベクトルが形成された状態である「イヤシロチ」化されますと環境を形成する生命活動本来の力が発揮されやすくなります。イヤシロチが出来上がればすべてが良い方向に流れ、無駄なものは何一つ出さず自然のサイクルが可能になります。
環境改善のイヤシロチを農業分野に例えますと、健全な農業を行いたいから農薬などを使わないというだけの無農薬栽培や有機農法という対症療法農法と、生命活性を根本的に誘導できる農地環境改善テラ農法とでは、収穫物の旨味と鮮度保持や収穫などの成果に著しい差が生じてしまいます。
テラ農法は環境を根本的なところから改善誘導しながら実施されます。ですから連作障害や土壌障害などを多かれ少なかれ生じてしまう一般農法特有の農業障害をまったく、一切おこさないという勝れた農法なののです。
テラサイエンスという生命環境改善科学が、地球のあらゆる場所で実施されてゆけば、地球の環境問題や食糧危機の根本に横たわる原因的なところから解決できる、のではと期待しております。テラサイエンスとはそれほど、大きな可能性を秘められている生命環境改善の科学なのです。